転職物語03
備忘録なので、思い出したことを書きたい順に書いちゃったりしてます。風呂に入りながら。
原料処理にて波乱のパート生活、始まり始まり~。いや、言うほど波乱ってわけでもなかったんですけどね。仕事はすぐ覚えてリフトも入って3ヶ月目には乗りこなしてたし。工場内で使用するリフトは、リーチリフトといって立ち乗り型のもの。狭い所を超小回りでスイスイ行くのだ。実際、工場の倉庫内というものは、なるべく物を置いてやろうと狭くなりがちなので、こいつは重要なマシンでもあります。リフトがないと20kg×24ケースのキャリーなんて絶対に運べませんし。
それはさておき、自分が入社した当初のメンバーは…
◎H本さん…社員であり、責任者。リフトで倉庫から原料を持ってきたり、進行の指示を行ったりする。
◎T智さん…パート。気は優しくて力持ち。新人に仕事を教えるのは面倒臭そうだったけれど、なんだかんだちゃんと教えてくれた。4ヶ月後に腰を痛めて退職。その後、他の食品工場に社員として入社して勝ち組に。けど本当は菓子職人になりたいのだとか。
◎M田さん…ベテランパート。下ネタとダジャレが好きで、よく話しかけてきてくれた。機械に強く、マシントラブルの際にはよく助けて頂いた。こんな人でもパートで10年以上こき使う企業って…。
◎Wさん…特殊雇用枠のパート。一生懸命やっていたさ!
◎わし…35歳。
Wさんが、原料を高温で蒸して殺菌する蒸煮釜を担当し(時々T智さん)、他は原料処理ってところでした。こう見ると、割と人いるじゃんって思いますよね。ところがどっこい! 入社1年目で社長が突然代替わりし、親族の女社長になってしまい、そこから機械が増え、人はなぜかゴリゴリ削られていったのです。
この女社長というのがやべー奴で、一度は他の企業に就職しようとしてたんですね。ところが面接で大連敗。ゆうに2桁の企業を落ちるという始末。それでもなんとかシステムエンジニア? になったらしいのですが…なぜこっちに来た!?
いい高校は出ているらしいんですけどね、現場を数字でしか見ていないから、何でもかんでも人員削減だの人件費削減とか言っちゃう始末。人ひとりにしてもね、1人前や半人前、能力差ってのがあるでしょうに。そんなのパートのおっさんでも分かるよ。
そんなわけで、最終的には原料処理に2人(リフト含む)、釜に1人という無茶苦茶な配置となったのでした。この配置によって、自分は最後まで他人の尻拭いしながら働くことを強要されたのでした。部門長のAO木に言っても「人が来んのよ」で終わるし、彼自身は、原料処理は作業着が汚れるから入りたくないと言い、H本さんが倒れて1ヶ月入院した時も、ずっと机に座って現場には一切入って来ませんでした。さすがパート間で無能と囁かれる御方だわい。
あと女社長伝説としては、会社があと4年で100周年を迎えるといった時期に、たまらずウェルピア(厚生年金センター)の一室を借りて記念式典を行ったというエピソードもあります。ひでえ式典でしたね。
創立からの歴史をスライドショーで披露したり、なぜか古くからの取引先である〇〇商店の社長と、当時の鰹節工場会長が対談したり。これがまた酷いんですわ。社長の腰ぎんちゃくであるM好本部長が「他では見られないスペシャル対談です!」と煽ってる。需要ないから、他ではお見せ出来ないが正しいっての。
そして記念品は、ロゴ入りクリアファイルに削り節…いらねえ! 今勤めてる会社なんですけどね、この前〇〇周年迎えたんですって。その時には社員全員に〇万円配ったって言ってたよ。何この違い!? これによって、女社長には人心掌握術という概念が全く備わっていないということが露呈しました。
こんな調子だから2年で社長の座を退くわけですが、また数年後、副社長として復帰するのです。そういえばローカル番組で姿を拝見しましたが、この人、番組で何言ってたと思います? 年末は毎年海外に行って様々な文化に触れていますって。単なる海外旅行にしか見えないんですけど!? ちなみにこの番組が放送される数週間前、社員のM川さんが「ちょっと課題が遅れただけで給料削られた…」とボヤいていました。これ社員の給料削った金で行ってるんじゃないか? そう思った自分は、早く辞めてーと思ったとかなんとか。
続く。本筋どこいったー?