転職物語09
Amazonprime入りました。
転職物語続き。蒸煮担当になったゆたかさん。蒸煮というか、もうやること色々あり過ぎてこまっちんぐ! 鰹節工場では、仕事が出来ては駄目なのだ。なんでもかんでも押し付けられる。感謝されるでもなく、当たり前のように押し付けられる。出来ない奴はそのまま放置、給料ドロボーライフを満喫さ! 大して時給も差がつかないから、こっちのが得かもしんない。何年もゴミ拾い雑用でいられる面の皮の厚さがあればですがね。
ちなみに酷い時はこれを全部同時進行です。釜の前でぼけーっと出来上がりを待ってたことなんて一度もありませんでした!
◎チキン蒸煮というのは、鰹節やサバとは別の蒸煮機でチキンを蒸煮します。特に難しい操作はなく、出来上がりを待つだけなので楽な作業。
◎遠赤とは、蒸煮の完了した鰹節を遠赤外線装置に通す作業。じっくりゆっくり通すため、キャリー1箱通すのにも結構な時間がかかります。正直、これに通して何になるのかわかんないので、要らないと思う。そもそも安さを求める客層がメインなんだから、ねえ。
◎原料処理は、これまでに記した通り。原料を段ボールから出して、金属探知機に通して、受けて、量る。隣の部屋だからバタバタ走り回って大変なんだなあ。例の女社長が来ている間にえれーこと人を減らされてしまったため、連日バタバタしなきゃなんなかったのは言うまでもありません。
◎カビ洗いは大変だ! 二番カビのついた枯節は、そのまま蒸煮してはいけません。菌数の規定量を越えちゃったり、色々あるんですよ。作業工程は、まず正式名称のわかんない、とりあえずブラッシングマシーンにホースを通します。これで、鰹節にブラシをかけながら水洗いができるようになります。そこに鰹節をブチ込んで1ケースあたり1分ほどガチャガチャ水洗い。わし、水浸し。おまけにブラシで削られたカスが落ちるわ、隙間にもカスが詰まり、ほっとけば虫がわいてくるのだ! 後片付けが大変だったらありゃしない。
◎サバ内臓除去は、T口の尻拭い。奴は仕事ができるとか自称しているけれど、飽きればサボって他の部署で無駄話するし、朝の作業開始から30分経ってもいない時があるし、時給が低いといっては無駄に残業しようとする。残業したいなら自分だけしていろってやつですよ。人を巻き込むなと。嫌がったら「私がやらんとあんたらの仕事が回らんやろがい!」とか言う始末。酷いもんです。
こんな感じでやってきたんだもんなあ。よく続いたわ!