転職物語21
梅干しがいい具合に漬かりそう。
そんなわけで本日は、転職物語。次に見つけた転職先は、アメニティを作り、ホテルなどに卸す会社でした。海物語みたいな社名でしたね。工場でモノを作り、そしてそれを得意先に運搬までが業務内容みたい。
さっそくハローワークの係員さんに面接などの日程をセッティングしてもらっていたところ、先方から力仕事は出来るかと聞かれたようです。もちろん、はい! って答えますよね。毎日鰹節40キロを上げ下ろししてるんだから、ハブラシやタオルがいくら来ようがなんともないぜ! ここは土曜休みの会社だし、なんとしても入っておきたい!
そして履歴書を書き、送る。今までのパターンだと割かし早めに電話なりで連絡が来ようものだけれど、ここは不安になるくらい遅かった。2週間くらいかかったのではないかしらん。やっと返事がきましたよ。封書で。面接の日取りくらい、電話で簡単に連絡できると思うけどなーって開封したら、おっこちてましたわ! 一体なぜえ!? 見た目がかわいくて、力仕事できそうにないからか? あとは、履歴書書いた日はいつもの巻き込み残業で心身ともに疲れてて、少しハンコの押し方を失敗したから? あと、リフトをリストって書いちゃって、はみ出たところを修正液で直したからじゃろうか…。とにかく、面接を受けずに落ちてしまったのでありました。
はっきり言って、鰹節工場で働きながら転職を企てるのは、結構しんどいことになります。低賃金だから貯金は増えない、先立つものがない。残業前提の生産計画だから、仕事のできる人間は絞りカスになるまでこき使われるから体力がない。仕事のできない人間の尻拭いをしていて精神力が削られる。もう一度入ったら足抜けさせないシステムが出来上がってるわけですよ。だからみんな…こんなとこ入っちゃ駄目だ!
さて、次はどこにしようかしらん。なんて思ってたら面談の時期がやってまいりました。この会社は、パートに対し絶対金を寄越さないマンなので、やべーマニュアルによって時給の管理がされています。
以前書いたかもしれませんが、要は「この部署できたら〇円アップ」「休日出勤応じたら〇円アップ」というマニュアルに沿って昇給が行われているのです。ちなみにリフトの免許持ってても時給は30円しか上がんない。毎日フル稼働で大活躍していたにも関わらず、ずーーーっと上がんないのね。それがこのマニュアルのやべーところなんですよ。
だからある程度ベテランになってくると、もう伸びしろがありません。ちなみに工場内の全ての仕事(事務含む)が出来ても最高1100円くらいだったと聞きます。そんなに仕事できたら社員いらんだろ!? むしろここにいたらもったいない人材だっての。
自分の場合は、汚れる、キツい、熱い、残業必至の蒸煮釜担当だったのですが、誰もやりたがらないので部署の異動もなく、そうなるとマニュアル的には時給の上げようがない。それで1年以上昇給がありませんでした。糞ですわ!
そもそも工場長がK谷(ヅラ疑惑)に代わってから、横着して面談を無能なAO木にしたからさあ大変ですよ。こいつ、呑み会で「俺、他人に興味ねえから!」と叫んじゃう奴ですよ。お前も他人に興味持たれてねえよ! そんな人間ですから、パートがどんだけ低賃金で苦しんでいても「マニュアルですから」の一言で終わります。前の工場長だったら、なんとかして上げてくれてたんですけどもね。
酷い時なんて、面談なしで契約書だけ持ってきて「これにハンコ押して」で終わらせますからね。聞いてますかー本社のM好本部長ー。AO木部門長、全然仕事してませんよー。
あまりにも酷い有様ですから、今回は食い下がりました。しかし全く首を縦に振りません。こちらとて、もう6年もパートやってるんですよ? 普通なら3年くらいで社員にするとか言うんじゃないんですか? 会社としておかしいですよ! と言ったら「じゃあ言ってくださいよ!」と逆ギレしてきよりました。わあ、無能ここに極まれり。
もう暴れてやろうかと思いましたけれど、ここは大人しくひいといて、あとからこっそり他社の面接を受け、採用された時にAO木のやったことと一緒に工場長にぶちまけてやろうと誓ったのでありました。いや本当に糞でしたね。
ここの鰹節は、もう何年も食ってません。だって、中の人見たら食えないよーん。